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倚りかかるとすれば/それは/椅子の背もたれだけ
『倚りかからず』『自分の感受性くらい』など多くの清冽な詩で知られる茨木のり子。
「現代詩の長女」と呼ばれ戦後の女流詩人の先頭に立ってきた彼女には、隠された素顔があった。
20歳で迎えた終戦。夫との運命の出会い。夫を喪ってからの30年の歳月……。
日々を丁寧に紡ぎながら、独りの暮らしを賑やかにすごした彼女。
死後に遺された一冊の詩集をめぐる物語。
長田育恵による2015年「グループる・ばる」への書き下ろし作品。
第19回鶴屋南北戯曲賞 受賞作。
仕様[B5版/一段組/本編136ページ]
・グループる・ばるについて
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